2017/02/04

京都御苑で早春を思いのままに|京都知られざる穴場の絶景

京都御苑(きょうとぎょえん)は、都会の公園でありながら千年の歴史と梅、桜、紅葉など四季折々の豊かな自然に囲まれたスポットです。例年1月中旬から3月上旬にかけて、が花を咲かせます。

京都御苑の梅は、幕末の戦いの弾痕が残る蛤御門近くの梅林宗像神社北側など数か所にまとまって植えられています。京都御苑全体で約200本あり、9割近い梅が梅林にあります。

梅を愛で思いのままに過ごす


撮影した2月上旬、梅林の紅梅と白梅は、早いものは見頃になっていました。全体的にはまだちらほらで、これから咲き始める感じです。

梅林には、一本の木から紅白の花を咲かせる「思いのまま」という珍しい梅が数本あります。2 月下旬頃、淡い白花に交じって、薄紅色の花が咲き始めます。

また、九條池にかかる高倉橋の北東に御苑の梅を代表する九條家ゆかりの「黒木の梅」があります。3月上旬頃に咲き始め、花は濃紅色で大輪の八重咲きです。丸太町通りからだと堺町御門の北西です。

早咲きの梅は、丸くてかわいい鮮やかに色づいたつぼみがふくらんでいました。気温の上昇と共に花芽は休眠期を終えて開花しますので、3月上旬にかけて変化が楽しめます。

梅の花をよく見ると、色や形状からして品種が異なるものがあります。約20品種が植えられているそうですが、品種名のプレートがないのが残念なところです。

国民公園協会のSNSに最新情報が載っていますので、開花状況をチェックしてから行くと、確実に花の見頃を楽しめます。かわいい花もさることながら、枝ぶりにも注目してください。

出水の小川のそばでソシンロウバイ(素心蝋梅)の花が咲いていました。ソシンロウバイは宗像神社北側にもあります。また、児童公園には花の中央が暗い赤色のロウバイがあります。1月上旬から咲き始めます。

また、梅と交代で3月中旬頃から4月中旬頃までの花が咲きます。約70本の桃が植えられている桃林は、梅林の北隣にあります。

桜は、早咲きの枝垂れ桜が3月中旬から咲き始めます。桜の時期はとても混雑しますので、早春の京都御苑で思いのままにゆっくり楽しんでください。



🌸アクセス
京都市上京区京都御苑
バス:京都市営バス バス停多数
電車:京都市営地下鉄「今出川駅」・「丸太町駅」

🌸ホームページURL
環境省京都御苑管理事務所オフィシャルサイト
https://www.env.go.jp/garden/kyotogyoen/index.html

一般財団法人国民公園協会オフィシャルサイト
http://fng.or.jp/kyoto/

🌸公衆トイレ
あり

📷周辺の見所
相国寺、護王神社、梨木神社