普段は非公開ですが、事前に電話で予約すれば本堂を参拝できます。2月は半ば頃から涅槃図を特別公開されている(要確認)ため、事前予約は不要です。
大佛様に会える極楽世界への入口
駐車場を抜けて、鐘楼が楼門と一体化した鐘楼門をくぐります。白い漆喰が目を引くこの門には、重さ約4トンもの大きな梵鐘が吊るされています。
轉法輪寺ではこの門を竜宮城のような姿と表現されています。大晦日に限り鐘楼門の階上に上がって、鐘をつくことができます。鐘をついたら、本堂で新年のお参りができます。
撮影の2月中旬、京都市内でも積雪があり、本堂の前で咲いていたサザンカ(山茶花)に雪が積もっていました。
京都市内の中心部では積雪が少なく、雪はほとんど湿雪ですので、翌日すぐに溶けてしまいます。古都の雪景色を見られるのは、年に数日ですので見られた方はとてもラッキーです。
涅槃図の特別公開は盛況で、ご住職による絵解き説法の時間に合わせてこられる方が多いようです。 轉法輪寺の涅槃図は、1764年の作で縦5.3m、幅3.9mと大きなものです。作者は不明です。
損傷が目立つようになったため、1年半かけて修復されました。文化財に指定されていないので、写真撮影もOKとのことでした。お釈迦様のお姿ですので、掲載は控えます。
住職の法話は堅苦しくなく、テンポが良いので最後まで聞いてもあきません。そして、御室大佛とも呼ばれる身の丈約7.5mあるご本尊の阿彌陀如來座像は、京都で一番大きな木造の座像佛です。
絵解き法話が終わって本堂を出る頃には、雪はすっかり溶けていました。なお、毎年10月に開催される浄土宗寺院大公開の際も予約無しで参拝できます。
仁和寺と龍安寺の2つの世界遺産の間にあって、立ち寄れる穴場の名所です。訪れる人は少なく、静かに美しい風景を味わうことができます。
🌸アクセス
京都市右京区龍安寺山田町2番地
バス:京都市営バス「塔ノ下町」バス停 西へ徒歩1分
電車:京福電鉄北野線「御室仁和寺駅」徒歩10分
🌸ホームページURL
轉法輪寺オフィシャルサイト
🌸公衆トイレ
あり
📷周辺の見所
仁和寺、龍安寺、等持院、妙心寺